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スイス

  ▼スイスの温泉

 ぬるぬると聞いてへんな想像をしないでほしい。スイスにある温泉はどれもぬるめの温度に設定されている。
日本では「温泉の温度は42度!」という変な持論があるが、スイスでは35度前後という低温が常識なのである。「そんなぬるぬる温泉認めん!!」という、温泉マニアもいるが、これがなかなかにキモチがよい。温度がぬるめな設定のためのぼせるといったことがなく、何時間でも入っておける。半身浴のようにとてもリラックスできる。また、スイスの温泉は基本的に広く、プールも併設されているところが多い。

 もともとスイスには山が多いため、鉱泉や温泉は各地で湧き上がっています。鉱泉の種類は250以上、温泉も20ヶ所以上あります。スイスの温泉の歴史は古く、ローマ時代から既に旅人などが立ち寄って利用して、旅の疲れを癒していたといわれています。そしてそのあまりの癒し効果から、貴族が目をつけリゾート地化したんではないかという噂があるほどです。

 温泉の有名どころとしては、まずバーデンがあげられます。チューリッヒ北部に位置し、リマート川のほとりにあるその風景はまるで日本の温泉街のような佇まいを感じさせます。というか感じちゃいます。あれ、ここスイスだよな? という錯覚さえ起こります。バーデンは交通の便がよく湯量が豊富として、一時期は話し合いの場にこのバーデン温泉が使われていたほど。裸の付き合いというやつですな。

 続いて紹介するのが、アニメ『アルプスの少女ハイジ』でも登場したバートラガッツ。アニメの舞台として出て来たマイリンゲンの町の隣に位置しています。『アルプスの少女ハイジ』を知っている方はかなりニヤニヤしてしまう町なのではないでしょうか? なんせクララが足の療養で使っていたのが、このバートラガッツの温泉ですからね。
  ホテルは高級でバーデンに比べると割高なのだが、温泉だけでなく食事療法やマッサージ施設が充実しているので、地元市民(特に高齢者)に喜ばれているそうだ。高級ホテルと言っても煌びやかな雰囲気はなく、あくまでも落ち着いた、どこか懐かしい印象を受ける町並みになっています。

 スイスでの温泉の入り方は大抵決まって混浴。……また勘違いした方もいるかと思うが、基本的に水着を着て入浴する。
まず、受付でお金を払ってロッカーのカギをもらいます。大体どこの温泉も15スイスフラン〜20スイスフランほど。この中には帰る際に返ってくるカギの保証金(5〜10スイスフラン)も入っているので、カギは無くさないように注意を。

 さて、受付が済めば次は着替えである。スイスの更衣室と言うのは変わっていて、一つ一つのロッカーが個室のような感じになっている。なので、男女の隔たりなく一緒の更衣室で着替えることが出来る。そのため、更衣室でいちゃつくカップルが後を絶たない。無事に水着に着替えれれば、あとは存分に時間の許す限り楽しむのみ。気をつけたいのが、日本とは違いスイスの温泉には若い子が少ない。つまり「目の保養」が出来ないわけである。男女混浴だからと言って、そんな不純な目的で行くとガッカリしてしまう。あくまで「楽しむ」温泉なので注意が必要だ。


 

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